この記事でわかること
  • 直帰率が高い原因と問い合わせが来ない関係
  • 中小企業のホームページでよくある6つの改善ポイント
  • 改善を進めるときの優先順位と手順
  • 今すぐできる低コストの見直し方法

「アクセス数はそれなりにあるのに、問い合わせが全然来ない」——このような状況で困っている方は、サイトの「直帰率」が高くなっている可能性があります。

直帰率とは、サイトを訪れた人が最初のページだけを見てそのまま離れてしまう割合のことです。

直帰率が高いということは、「訪問者が次のページに進まずに帰ってしまっている」状態を意味します。

アクセスがあっても直帰率が高ければ、問い合わせにはつながりません。

この記事では、直帰率が高くなる原因と、具体的な改善ポイントを6つ解説します。

直帰率が高いと何が問題なのか

直帰率が高い状態とは、「お客様がお店に来たものの、ドアを開けた瞬間に帰ってしまう」ようなイメージです。

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、直帰率の目安として以下の基準があるといわれています。

直帰率評価の目安
30〜50%優秀(しっかり読まれている)
50〜70%標準的な範囲
70〜80%改善の余地あり
80%以上問題がある可能性が高い

ただし、直帰率はページの種類によって変わります。

ブログ記事は読んで満足すれば離脱するため高めになりやすく、一方でトップページや問い合わせページは低いほど良いとされています。

直帰率が高い場合に起きる主な問題は次の通りです。

  • 検索から訪れた人が求めていた情報を見つけられずに離れている
  • ページを見てもどこに問い合わせればよいか分からない
  • ページの内容が期待と違ったため離れてしまっている

アクセスはあるのに問い合わせが来ない原因を総合的に把握したい方は、ホームページから問い合わせが来ない原因と解決策も参考にしてください。

直帰率が高くなる代表的な3つの原因

直帰率が高くなる原因はいくつかありますが、中小企業のホームページでよく見られるものは次の3つです。

原因1:ページの表示が遅い

ページが表示されるまでに3秒以上かかると、約半数の訪問者が離脱するというデータがあります(出典:Google/SOASTA Research)。

スマートフォンで閲覧したときに特に遅く感じる場合は要注意です。

原因2:タイトルや検索結果の内容とページの中身が合っていない

「費用について知りたい」と思って訪問したのに、費用の情報がどこにも書かれていない——このような「期待と中身のズレ」があると、すぐに離脱されます。

原因3:次の行動への案内がない

記事を読み終えた後に「次に何をすればいいか」が分からないと、そのままページを閉じてしまいます。

問い合わせボタンや関連ページへのリンクがなければ、読者はどこにも進みません。

直帰率を改善する6つのポイント

直帰率の改善は、大規模なリニューアルをしなくても取り組める方法が多くあります。

以下の6つのポイントを優先度の高いものから確認してみてください。

ポイント1:ページの表示速度を改善する

スマートフォンでホームページを表示したとき、3秒以内に画面が表示されるかを確認しましょう。

Googleが無料で提供している「Google PageSpeed Insights」というツールで、表示速度のスコアを計測できます。

スコアが50未満の場合は改善が必要です。

特に画像ファイルのサイズが大きいと表示が遅くなります。

画像を圧縮するだけで速度が大幅に改善するケースは多くあります。

ポイント2:ファーストビューで「何のサイトか」を伝える

ページを開いた瞬間(スクロールしなくても見える範囲)に、次の情報が入っているかを確認してください。

  • どんなサービス・商品を提供しているか
  • 誰に向けたサービスか
  • 連絡先や問い合わせボタン

これらが最初の画面内に見当たらない場合、訪問者は「自分の求めているものではない」と感じて離れてしまいます。

ポイント3:読みやすいレイアウトにする

文字が小さすぎる、行間が詰まっている、段落が長すぎるといった問題があると、読む気が失せてしまいます。

スマートフォンで実際に自分のサイトを見て「読みやすいか」を確認してみましょう。

目安としては、1段落を3〜5行以内に収め、見出しで内容を区切ることで読みやすくなります。

ポイント4:内部リンクを設置して次のページへ誘導する

記事ページを読んだ後に「次に読めるページ」へのリンクが設置されていると、サイト内を回遊してもらいやすくなります。

たとえばサービスの説明記事の末尾に「料金ページはこちら」「無料相談はこちら」といったリンクを設置するだけで、離脱率が下がる場合があります。

内部リンクの設置方法については内部リンク最適化の方法で詳しく解説しています。

ポイント5:問い合わせボタンを適切な位置に設置する

「問い合わせてみようか」と思ったとき、ボタンがすぐ見つからないと離脱につながります。

問い合わせボタンや資料ダウンロードのリンクは、ページの中盤と末尾の2箇所以上に設置するのが基本です。

CTAの配置と文言の改善についてはCTAの改善方法8選も参考にしてください。

ポイント6:検索意図に合ったコンテンツを提供する

「○○ 費用」というキーワードで検索して来た人には費用の情報を、「○○ 比較」というキーワードで来た人には比較の情報をページ内に充実させることが必要です。

Google検索からどのようなキーワードで来ているかは、Google Search Consoleで確認できます。

ホームページを更新しても効果が出ない場合の見直し方法はホームページを更新しても効果がない理由でも解説しています。

「どこから手をつければいいか分からない」という方へ

サイトの直帰率が高い原因は、ひとつではないことがほとんどです。

カククルの資料では、ホームページの改善を進めるための考え方と優先順位の決め方を解説しています。

改善を進めるときの優先順位

6つのポイントをすべて同時に改善するのは難しいため、次の順番で取り組むことをおすすめします。

Step 1:表示速度の確認

まず「Google PageSpeed Insights」でスマートフォンのスコアを確認します。

50未満の場合は、画像圧縮を最優先で取り組みましょう。

これだけで大きく改善できる場合があります。

Step 2:ファーストビューの見直し

スマートフォンで自分のサイトのトップページを開き、最初に見える範囲に「何のサービスか」「誰向けか」「連絡先」が入っているかを確認します。

Step 3:問い合わせへの導線を整備する

記事ページとサービスページに、問い合わせや資料ダウンロードへのリンクが2箇所以上あるかを確認します。

ない場合は追加します。

これらを改善した後に、内部リンクやコンテンツの整備へ進みます。

ホームページを定期的に更新する際のポイントはホームページを定期的に更新する方法でも解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q
直帰率を改善すれば必ず問い合わせが増えますか?
A

直帰率の改善は問い合わせ増加のための重要な取り組みですが、それだけで必ず増えるわけではありません。

ページの内容がお客様のニーズに合っているか、問い合わせへの導線が分かりやすいかも同時に見直すことが大切です。

Q
直帰率はどのツールで確認できますか?
A

Googleアナリティクス(GA4)で確認できます。

無料で利用でき、ページごとの数値を把握できます。

設定には少し手間がかかりますが、Google公式のヘルプページに手順が掲載されています。

Q
直帰率を改善するのに費用はかかりますか?
A

表示速度の改善(画像圧縮)、内部リンクの追加、問い合わせボタンの設置は、基本的に追加費用をかけずに取り組めます。

大規模な改修が必要な場合は費用が発生しますが、まずは無料でできる改善から始めることをおすすめします。

まとめ:直帰率改善のポイント

直帰率を改善してアクセスを問い合わせにつなげるためのポイントをまとめます。

  • 直帰率とはページを1ページだけ見てすぐ離れる割合で、70%以上は改善の余地がある
  • 原因は「表示速度の遅さ」「期待と内容のズレ」「次への案内がない」の3つが多い
  • 表示速度の改善→ファーストビューの見直し→問い合わせ導線の整備の順で取り組む
  • 内部リンクを設置して、読者がサイト内を回遊できる流れを作る
  • Google Search Consoleで流入キーワードを確認し、期待に応えるコンテンツを用意する
  • 問い合わせボタンをページの中盤と末尾の2箇所以上に設置する

アクセスがあるのに問い合わせが来ない状態は、サイトの導線設計を整えることで改善できます。

まずは自分のサイトをスマートフォンで実際に確認してみることから始めてみてください。

ホームページ改善を、まず資料で確認してみる

サイトの改善を進めるための具体的な方法を、カククルの資料にまとめています。

アクセスはあるのに成果につながらないと感じている方は、ぜひご覧ください。

参考資料